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++ 博物学 *続続* お坊さんの団扇 ++



タラパットは南方仏教でも,特にタイだけで儀礼に使われる長い柄のついた団扇である。古くはウチワヤシの葉で作られ,現在は綿布や絹布で作られている。読経のときにこの団扇を片(通常は右)手で柄を支え,顔が隠れるように持つ。お経の頭出しをするお坊さんだけが使うときと,読経するお坊さん全員が持つ場合がある。この団扇の意味については諸説ある。

団扇は防具である。読経するお坊さんの目線が余計なところに泳がないようにするのだ。読経中に信者と眼が合っても気まずいし,アクビや居眠りをする信者を見なくて済む。女性の胸元やフトモモに目が釘づけになることもない。ちなみに団扇のウラに何か貼ってあってカンニングするようなことは無いと云っておこう。

ひとまず終わり
鹿だ リスだ 法輪だ 左の団扇の裏書 2545年3月12日 チェンマイ県バーン・フエイトゥングタオにワット・パークナムの住職を迎えた式典
2545年11月3日 施主スラキット+ソムシリー・カセームパンラットによりワット・パークナムのガティン祭で奉納された マーリー・イッサラ
2544年7月21日 ワット・ナーンチー プラクルー・パーワナーウィラット ワット・パークナム先代住職 プラ・モンコンテープムニー生誕100周年
2543年ワット・パークナムのガティン祭で奉納された 45年2月28日 プラクルー・アートンスッティワット還暦祝い ワット・テープリーラー
ワット・ラーチャカルウォラウィハーン 判読不能 40年12月20日 プラ・ウィチヤンムニー ワット・クーハーサワン
ソムデット・プラマハーラットマンカラーチャーン ワット・パークナム住職 44年2月3日 MSC(モー・ソー・ヂョー)
2544年4月15日 プラ・モンコンテープムニー記念堂の式典 ラーチャブリー県ダムヌンサドゥアック郡 タンマカーイ瞑想道場


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